第39回Dallas Cup予選グループ最終戦!《Godon Jago Super Goup U-19》

昨日からのテキサス州ダラスを襲った大雨の為、予定されたグループリーグ最終戦が28日・29日の両日に開催されます。
この最終戦で決勝トーナメントへ進出するチームが決まります。

今までの日本チームが参加しているカテゴリーの結果をご紹介します。まずは《Godon Jago Super Goup U-19》です。
*詳細については、ダラスカップ日本版facebookをご参照ください。

(Group A)
*全12チーム 4チームずつ3グループでの予選リーグ。
各グループ1位及び2位の最上位チームが準決勝ラウンドに進出。

•ティグレス(メキシコ)
•マンチェスター・ユナイテッド(イングランド)
•トロントFC(カナダ)
•東福岡(日本)

優勝候補の筆頭、マンチェスター・ユナイテッドが今日準決勝ラウンド進出をかけて東福岡と対戦します。東福岡は前2戦とも善戦はしましたが、やはり決定力の差で惜敗しています。他のチームとは違い若いチームですが、最終戦のマンチェスター・ユナイテッドを相手に是非その若さを爆発させて欲しいものです。対抗馬の過去2回優勝しているメキシコのティグレスも4:3:3の安定したシステムで準決勝ラウンド進出を虎視眈々と狙っています。

  
(Group B)

•モントレイ(メキシコ)
•リアル・オビエド(スペイン)
•ヴィトーリア(ブラジル)
•アトランタ・ユナイテッド(アメリカ)

このグループは波乱が起きました。優勝候補の一つであるヴィトーリアが予選敗退。過去3回優勝の強豪チームが前回準優勝のモントレイに初戦で負け敗退が決まりました。モントレイは日本人とほぼ同じ体格ながら、1対1に強く、ヴィトーリアの個の強さを完全に封じました。又、今回はゲームの流れに応じた戦術変換を行なっており、従来のメキシコチームにはない“多彩さ”も加味しています。優勝のダークホースでしょう。

(Group C)

•アーセナル(イングランド)
•ケルタロ(メキシコ)
•FCダラス(アメリカ)
•レッドブル・ブラジル(ブラジル)

このグループも波乱・混戦の戦いになりました。現在優勝候補のアーセナルとメキシコの古豪ケルタロが同勝ち点で首位。最終戦までどのチームが1位になるか分かりません。昨年初めて地元優勝を飾ったFCダラスもはっきり言って力負け。レッドブル・ブラジルは最終戦のアーセナル戦で奇跡を起こせるか。その中で安定した戦いぶりを示しているのがやはりメキシコチームです。

【総評】
最近FIFA world Cupのユース大会でも復活しているイングランド勢のマンチェスター・ユナイテッド、アーセナルの両チームはさすがに豊富なタレント揃いで優勝候補です。過去の大会で最多優勝を誇るブラジルのチームは初めて準決勝ラウンドに進めないかという最悪の状況。それに比して、メキシコのチームの大躍進が今大会の特徴です。

確かに一般的に言われる“個”のタレント性は決して高くはありません。しかしチーム戦術にあった“個”の強さは抜きん出ています。南米ブラジル、アルゼンチンといったサッカー大国の中でのサバイバル戦術に非常に長けています。
日本のチームがもう一度学ぶべき点はこのメキシコのチームに多々あると感じさせられます。足元をもう一度確認させられます。

日本ではフィジカル・テクニック・パワー・スピードが優れていると評価が高い東福岡もこの中にあっては、普通のチームになります。日本サッカーの武器とは何かをもう一度探るいい機会だと思います。



写真提供:”IROHA”

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